それは,2002年のクリスマスのことでした。
コーヒー好きで研究室でもコーヒーばかり飲んでいる僕のために,
相方が,手入れが簡単なコーヒーメーカーをくれました。
それが,この器具です。
その名も『カプィー』
「え,カピー?」
「ノンノンノン,『カプィー』」
中身がどうのこうの以前に,
読めません
どうしても「カピー」になります。さもなくば,
『プィー』と発音するときに,
唾が飛びます
「カプィー,カプィー・・・」と10回ぐらい唱え,
ようやく言えるようになった頃,
箱をふと見てみました。
なんだ?
3箇所も紙が貼ってあります。
よく見てみましょう。
まずは右上の紙です。
サイフォン機能ですって。
でもなんで貼ってあるんだろう?
ひょっとして,
サイフォン機能であることに
気づいてなかったのか?
まあ,いいとしよう。
次は右下の紙だ。
特許取得!
すげえ。3カ国で特許取得。
でもこれが貼ってあるということは,
この箱を作ったときは
特許申請中だったんだな
さて最後の紙だ。
紅茶もおいしく出来るの?
しかも「抜群」?
コーヒーメーカーなのに?
今更気づいたのか?
っていうか,
プレス式とかぶってるやろ!
そういえば僕,コーヒープレス持ってました(笑い)
どうでもいいけど,ここの会社のスタッフは気づくの遅すぎる
いや,気づくの遅くてもいいから,
新しいパッケージ作ろうよ!
そういえば,なぜかこのパッケージは古い。
これはいつ作られた商品なのか?
そんな謎を残しながら,僕は箱を開けたのでした。
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