気が向いたら書きます。

ビジネスに最適なドローツールを考える

 仕事の文書で、ワークフローやチャートといった図を書くことがあります。この場合、比較的、定型な様式のシェイプや矢印の組み合わせで図が構成されることが多いと思います。
 代表的なドローソフトとして、Adobe Illustratorというソフトがありますが、このソフトはプロのイラストレーターから見れば、非常に高機能なソフトです(でしょう?)。しかし、このソフトをビジネス用途に使おうとすると、非常に面倒です。具体的には4点、シェイプの中に字が書けないということ、コネクタ線がないこと、シェイプの種類が少ないこと、動作が重いことが問題です。これができないので、一つのフローチャートを書くのにも時間がかかりますし、また、それを変更するのも大変になります。そして、Wordとの連携を考えた場合、作成した図をコピー&ペーストがうまくいかない場合が多々あります。ただし、これには多少面倒ですが、解消策があります。まず、Illustrator上でPDF形式で保存します。その後、Acrobat Readerを開き、該当する図をコピーして、Word上でペーストすれば良いのです。ペースとした図の解像度はAcrobat Readerのスケールに依存します。jpgファイルで保存して、Word上にペーストする方法もありますが、この場合、解像度調整はIllustrator上でjpgファイルへのコンバート時に行う必要があるので、場合によっては、jpgへのコンバート処理を何度も行う必要が出てきますので、効率的ではないでしょう。
 PowerPointは本来はプレゼンテーションツールですが、このようなビジネス上のチャートを描くには、Illustratorよりも適しています。適している点は、Illustratorよりも動作が軽く、シェイプの中に字を描ける、コネクタ線もある、シェイプも豊富であるという点です。しかし、ドローソフトとして見た場合、レイヤーがないことと、複数図形を使った結合や切り出しができない点で、機能不足は否めません。
 要はIllustratorとPowerpointの中間的なソフトが欲しいわけです。ビジネスチャートのソフトとしては、MicrosoftのVisioというソフトがあります。しかし、このソフトはいろんな問題を抱えています。思いつくだけでも、1)ベジエ曲線の調整が困難、2)グリッドの単位がいいかげん、3)動作が重い、4)図形を近接できない、5)レイヤーの概念がわかりにくい(というかわからん)ということが挙げられます。このソフトは逆にビジネスチャートを書くのに特化したソフトなので、お絵描きと考えたときに非常に使いにくいのです。
 そんな中で、OpenOffice.orgのDrawツールがなんとか使えないものかと、いろいろ試しています。Illustratorほど高機能ではありませんが、レイヤーをサポートし、またビジネス用のシェイプやコネクタもあります。また、図形の結合や切り出しもサポートしています。多少動作が重いことと、Wordとの連携は問題がありそうですが、PDF Export機能があるので、Illustratorと同様、PDFファイルに書き出してWordに貼り付けるという方法が採れます。更に、現在開発中のver2.0のalpha test版では、オートシェイプに括弧などが増えたので、更に使いやすくなっています。不安定なのでよく落ちますが、来年3月予定の本リリースでは改善されていることでしょう。とは言え、そう複雑にならなければ、PowerPointが一番適しているのは言うまでもありません。
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